公開実験a-3
9月1日(防災の日)伝統工法委員会・実験検証部会の要素実験WGが行う「伝統的構法木造床版の面内せん断耐力実験」が福山大学であり、公開に参加しました。十数名の方が参加されました。 始めに、試験体の材寸・加工方法と、これまでの実験データーが記載された資料が配布され、説明を受けた後、実験へと移ります。
試験体
1/9rad床版の変形状態
1/9rad仕口部雇い枘の変形
1/9radで両端部の釘がわずかに抜ける 1/450~1/9radまで十数度繰り返し加圧されました。バキバキ・ボキと音は激しくなります。変形量は400mm弱。それなのに外観目視で構造体・床版共に亀裂・破損は見受けられません。復元します。
数日前に実験された多用される隠し釘打ちの試験体。1/10radまで実験されたようですが、こちらも外観目視では構造体・床版共に亀裂・破損は見受けられませんでした。
無垢の木が持つ ねばり・柔軟さ・復元力を改めて確認できた1日となりました。