去ること「5ヶ月」
昨年8月、同じ主旨を持つ仲間と「木にいり住まいの会」を発足しました。 下記の内容で活動することとなりました。 主旨:環境にやさしい、循環型社会に対応した家づくり いまモノをつくれば、必ず使用した後の廃棄処分について考えなければならない時代です。 自分たちを取り巻く環境を考えれば、つくったモノがゴミにならないモノづくりが要求されることは、 これからの省エネ社会にとって必然ななりゆきでしょう。 廃棄後も大地に還る素材でつくり、循環することができれば影響はすくないはずです。 そんな「家づくり」をめざします。 方針:家づくりを山づくりにつなげる 家づくりに欠かせない木は、大気を汚すことなく環境に有用な働きをします。樹木は育つ過程で、 大気中の二酸化炭素を吸収して酸素をつくり出すという、私たちの命の源をつくってくれます。 長寿命の家づくりは、次の木が山で育つことになり、素材の循環が生まれ、二酸化炭素排出も 抑えます。木材は植林しながら使えば、枯渇することのない資源となります。 :木組みによる長寿命の家づくりに務める 私たちが住んでいる地域は、木材にとっては腐りやすい雨の多い高温多湿の地域であり、かつ 地震も多く台風の常襲地です。そんななか、先人たちは無垢の木を使い、木組みによる長寿命の 家づくりで障害を乗り越え、育んできました。それが今なお残る古民家です。 先人たちが残してくれた知恵と工夫を学びつつ、今に生かせる木組みによる家づくりに務めます。 :家づくりのつなぎ手として取り組む 素材を提供していただく山、「住まい手」の建て主、そして「つくり手」である職人が、協働できる 家づくりの「つなぎ手」として取り組みます。 :家づくりは、生活づくりと捉え取り組む 大切なことは、「住まい手」のライフスタイルや将来のライフステージの変化を読み取ることと捉え、 つくりすぎない可変的な家づくりを目指します。また、家づくりにおける価格を分かりやすく透明な ものにし適正価格の家づくりを薦めます。 :いろいろな角度から木の家づくりが展開できる柔軟な会とする 「住まい手」をはじめ、木の家づくりに関係する人たちと目的を持ち、意見交換や、情報交換が できる運営とします。 :いろいろな講演会、勉強会を通じ共育できる会とする 木の家づくりに携わる方たちを招き、「住まい手」「山、職人」「つなぎ手」が家づくりについて 共に育めるよう運営します。 :会の方針が分かるような情報発信、活動に務める 会の主旨に沿った家づくりを進める中で、必要な情報ならびに意見を集約し、今後の活動方針 となるようなものを会のメンバーに情報発信できるよう活動してゆきます。また、見学会や研修、 講演会、勉強会の計画を立てて活動できるように務めます。