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木材の割れと強度

木材は乾燥過程で収縮に伴う関連で材面割れが発生します。 一般的に、芯去り材より芯持ち材に、薄い材より厚い材に、比重が軽い材より重い材に発生しやすいと 言えます。 割れに関し、そのことが材強度にどのような影響があるのか、さまざまな方面で試験がなされたようです。 しかし、曲げ強度、圧縮強度共に低下の報告が見当たらないのが現況です。 化粧材として使用される柱は、割れを防ぐため1面に芯まで鋸目を入れる[背割り]を施しますが、結果は同じようです。 「木組の家」では構造材として芯持ちの杉材を使用しますが、材面割れは木が持つ性質と捉え、どのように取り扱われてきた木材なのか、見極めることに心がけ取り組んでいます。